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こどもの創造性を引き出そう

2021年夏号企画担当 立命館大学 荒木寿友

 こども環境楽2021年夏号の特集テーマは「子どもとアート」です。新型コロナの影響を受けて、子どもたちだけではなく大人も室内に籠りがちになりました。そういった状況下では、ついつい「手軽さ」を求めて、既成のゲームなどで遊びを済ませてしまいがちです。既成のゲームが必ずしも悪いというわけではありませんが、そこでは子どもたちの創造性を育む仕掛けはどうしても少なくなってしまいます。子どもたちは本来、遊びを創り出す天才です。もしかしたら、私たちのそういった関わりが子どもの才能を閉じてしまっているかもしれません。今号では、子どもたちの表現やアート活動をいかにして大人が保障していくのか、そして子どもたちの創造性をどのように引き出していくのかについて特集しました。アートを切り口に、子どもとの関わり方を今一度考えてみましょう。

2021年度こども環境学会 学会誌編集委員会・編集部会(2021.7.11現在)
▼部会長(Webマガジン編集長)
藤田大輔(福井工業大学)

▼部会員
○愛甲哲也(北海道大学)
○石田佳織(園庭研究所)
○松村弘美(プランニング開)
伊藤祐基(大久保わかくさ子ども園)
田村光子(植草学園短期大学)
原寛道(千葉大学)
吉永真理(昭和薬科大学)
粟原知子(福井大学)
坂口淳(新潟県立大学)
西本雅人(福井大学)
●荒木寿友(立命館大学)
●塚田由佳里(同志社女子大学)
●花輪由樹(金沢大学)

●:2021年夏号企画担当者 ○:2021年夏号校閲担当者

 


荒木寿友(あらき かずとも)

立命館大学大学院教職研究科教授。日本道徳性発達実践学会事務局長。NPO法人EN Lab.代表理事。専門は、教育方法学、道徳教育、国際教育、教師教育学など。対話やワークショップを核とした研究とともに、国内外(海外はミャンマー)で教育支援、教師支援活動を行う。